sunny side up

こないだ中学の時の同級生にあった時に多く話題に出てたのが
「中学の時の教師が限りなくクソだったと言う事」だ。
中3の時に先生に嫌われたために高校のランクを落としてしまった自分が
一番の被害者(内申点さえ良ければ勉強できなくても志望校のランクが
上がるすてきな時代だったので)なのかもしれないけども。
この中3のくそ担任、いい兄貴的存在で生徒からすかれていたんだけど
皆誰でも言うのが「大人になってみて思うけどあいつはおかしかった」。
当時から嫌われていてその先生を一歩引いた目で見ていた自分にとっては
「おっせーよおめーら」とか思うんだけど、実際良く話を同級生にきくと
「あの頃からあいつ嫌いだったなあ」
先生を慕っていたのは演技だったのか、とか思う。うまいなあー、もう。

そんな中先週話に出たのは中3の時の国語の授業(国語の先生だったから)でやった
『すいかの種』という話。(作者は沖井千代子ですってよT井さん!!!!)

お母さんは、すいかを切ってくれた。
 お父さんの写真のある仏壇に上げて、後、みんなで食べた。みんな黙っていた。ちょっと目を上げて兄ちゃんを見ると、ハーモニカを吹いているような寂しい口つきで、すいかを食べていた。涙が、すいかの滴と一緒になって、ぽとぽとと畳に落ちた。
 でも、そのすいかは、水っぽくて本当においしくなかった。

という文で、これは戦争の話なんだけど、長い間井戸に入ってた
すいかを最後に食べるって場面。うちのクラスでは「なぜすいかは
水っぽかったか」という事の答えが
「長い間井戸に入っていたから(水っぽくなった)。」で終わった。
すいか農家の我が家としてはそれってアリかよとか子供心に思っていたのだが
友人二人がそれを思い出して話していて皆疑問に思っていたんだなあとか
思った。これで片付けちゃうなんて、この話を、戦争の話を話題にあげる
必要さえ感じられない。授業の質も低いし人としても依怙贔屓とかあって
そんな人に教育されて挙げ句の果てに「近頃の若いもんは」とか言われた
日には。とか思っちゃうのだけど。
でも皆時が過ぎて大人になって、あの頃はおかしかったねって言えるのは
なかなかいい事だな、とも思う。
あの教師はいまでも仕事続けてるんだろうけど、質の低い人に教育されて
社会に出ていく被害者が今もいるのかと思うといやはや。
まあ頑張ってくださいやあ。